ショートムービー「砂丘の亡霊」 雪の鳥取砂丘で初の撮影

とっとり若者活躍局と県内クリエイター

 「ちょっと待ってよ!」「早く!」。男女が息を切らせて逃げる。観光で県外から訪れた鳥取砂丘は、春なのに雪で覆われていた。何かがおかしい-。とっとり若者活躍局と県内クリエイターらが、ショートムービー「砂丘の亡霊」の公開に向けて準備を進めている。2日には雪の中、鳥取砂丘で初の撮影を行った。

 同局は、公募で選ばれた県内の高校生や大学生、30代以下の社会人らで構成する。鳥取砂丘のテーマパーク化に取り組むチームが「見るだけの観光地だけでなく、他の可能性を見いだしたい」「誰も見たことがない鳥取砂丘の映像を」との思いからインターネットでの動画投稿を発案した。

 チームが原案を執筆し、メガホンをホラーや特撮を中心とした映像作家でタニヤマ・キネマ代表の谷山龍監督(38)が握った。鳥取市鹿野町を拠点に演劇活動を行う鳥の劇場の役者が出演。作品を通じ、これまで接点がなかった県内の才能が手を取り合った。

 撮影初日に雪に見舞われ、急きょストーリー設定に修正を加えたが「物語の展開に沿うなら、不穏さが演出されて良かった」と、銀世界の中で撮影。谷山監督は「面白い取り組みで、新しい挑戦と思い、引き受けた。若い方の参画はありがたいし、すばらしい」と話す。10日にも撮影を行い、今月下旬に公開する。

 チームの一員で兵庫県宝塚市出身の鳥取大3年生の本城ひよりさん(21)は「鳥取砂丘は面白い、行ってみたいと思ってもらえたら」と述べ、作品の出来上がりを楽しみにしていた。

 作品は動画投稿アプリTikTok(ティックトック)を意識した縦アングルで撮影し、2分程度となる予定。X(旧ツイッター)と動画投稿サイト「インスタグラム」で公開する。チームの目標は「1万回再生でバズること」。

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