3月は「自殺対策強化月間」 「こころの健康」を注視 県、支援機関や相談窓口拡充に力

  • 自死予防対策で鳥取県や市町村などが配布するパンフレットの一部

 進学や就職など新生活が始まる門出の春、3月は「自殺対策強化月間」だ。鳥取県ではこころの健康づくりや、うつ病をはじめとする精神疾患の早期受診の重要性などを訴え、支援機関の拡充や相談窓口の周知などの取り組みに本腰を入れている。専門家らは「一人だけで思い悩まず周囲にSOSを」と呼びかける。

 鳥取県警のまとめでは、2023年の県内の自死者数は暫定値で72人に上る。22年は83人、21年は90人-と近年は減少傾向にあるものの、39歳以下の若年層は微増。動機は健康に関することが最も多く、経済、家庭や仕事の悩みと続く。

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