大山の森林守ろう 森林体験や保全活動

 国立公園・大山の豊かな森林を次世代に受け継いでいこうと、NPO法人・とっとり希望化計画21(山岡憲樹理事長)は11月、2回にわたって伯耆町の枡水高原一帯に広がる森林で子どもたちの森林体験とナラ枯れ被害を防ぐ保全活動を実施した。

 同NPO法人では、15年前から子どもたちに森林の大切さを知ってもらう森林体験や市民参加による保全活動を続けている。ナラ枯れ被害は害虫のカシノナガキクイムシが媒介する菌に木が感染して枯死するもので、近年は大山一帯で被害が拡大している。

 保全活動には約30人が参加。参加者は周辺の森林を管理する鳥取日野森林組合の職員3人から指導を受けながら、地上から高さ2メートルまでの幹に害虫が侵入しないよう、ミズナラやコナラの木の幹にビニールシートを厳重に巻き付ける作業に汗を流した。

 また、森林体験には親子連れなど約50人が参加。島根大教育研究科の松本一郎教授の指導で持続可能な開発目標(SDGs)について話を聞いた後、被害木を使ったコースターづくりやまき割りを体験した。

 山岡理事長は「SDGsや気候変動など森林の役割がますます重要になっている。子どもたちが山との触れ合いや関わりを持つ活動の輪を広げていきたい」と話した。

(寺谷寛)

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