中国電力陸上競技部による「エネルギアランナーズスクールin鳥取」が30日、鳥取市布勢のヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われた。鳥取県内の小中高生63人が国内トップ選手らから指導を受けた。
中国電力グループが主催し、県内では15度目の実施となった。男子の全国都道府県対抗駅伝で通算134人の追い抜き記録を持つ岡本直己選手(39)=由良育英高出身=や2004年アテネ五輪男子マラソン5位入賞の油谷繁アドバイザー(47)ら6人が指導した。
参加者はもも上げの動きやスピードに合わせた6000メートル走などを助言を受けながら行った。けがで激しい動きができない参加者は岡本選手とウオーキングをしながらアドバイスを受けるなど状況に合わせたトレーニングを行った。
岩美高1年の伊沢琴音さん(16)は「選手のフォームのきれいさに驚いた。学んだことを生かして自己ベストを更新したい」。岡本選手は「参加者とコミュニケーションをとれたのはよかった。やる気に満ちて自分の力にもなった」と笑顔で話した。