電気自動車、鉄のリサイクル、水質検査 部品工場で学ぶSDGs TVCがこどもスクール

 自動車部品などを製造するTVC(南部町原)は3月25日、自動車部品工場を通じて持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶこどもオープンスクールを同社で開いた。米子市内の児童ら40人が参加し、電気自動車の乗車や鉄のリサイクルと鋳造、排水処理の水質検査などの体験した。

 電気自動車体験ではTVC製造の防振・防音部品を使い、鳥取県と共同プロジェクトで実装実験している超小型モビリティ「ジャイアン」に乗車した。軽自動車より二回り小さく、静かに動く車に子どもたちは興味津々で乗り込んでいた。福生東小5年の北村柚莉愛さんは「ジャイアンはみんなに優しく、環境にも優しいと思った」と話した。

 水質検査の体験では、工場で出た汚れた水を凝集剤などを使ってきれいにしていく過程を学んだ。不純物を除去した透明水に検査薬を入れ、色変化がないことを確認すると児童から笑顔が見えた。車尾小4年の持田結梨さんは「たくさんのSDGs体験ができて勉強になった」と喜んでいた。

 同社の鷲尾雅文社長は「未来を担う世代にSDGsを考えてもらう機会になればと思い実施した。地域の製造業を身近に感じてもらえたらうれしい」と話していた。

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