優美な舞 観客魅了 インド舞踏文化の祭典

 インドの舞踊文化の祭典「インド舞踊へのいざない」(在大阪・神戸インド総領事館主催・鳥取県共催)が16日、鳥取市扇町の県民ふれあい会館で開かれた。あでやかな民族衣装をまとった古典舞踊の調べが約460人の観客を魅了した。

 インドの伝統舞踊の一つである古典舞踊のうち、北東部のマニプリ舞踊と南部のバラタナティヤム舞踊による6演目が披露された。カンゲンバム・コニ博士舞踊団によるマニプリ舞踊では、魅惑的なフルートの音色に合わせて、精巧な衣装を身にまとい、優美で情感豊かな動きが独特の魅力を放っていた。

 アムリッタ・ダンス・カンパニー主宰の福田麻紀さんらのバラタナティヤム舞踊は、足で大地を踏み鳴らすような力強いステップと複雑なリズムを奏でながら、インド神話などの登場人物の心の機微を優美な動きで表現。明るくリズミカルな音楽に幅広いステップが組み合わさるたびに、会場からは大きな拍手が湧き起こった。

 鳥取市内から訪れた30代女性は「異国情緒にあふれていて存分に楽しめた」と話した。

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