山陰両県にある六つのＩＴＣ－ＪクラブでつくるカウンスルNo.７（森俊子会長）の「第３６期スピーチコンテスト会合」が１８日、米子市久米町のＡＮＡクラウンプラザホテル米子で開催され、倉吉クラブ所属の秋山光子さん＝倉吉市＝が優勝に輝いた。
ＩＴＣ－Ｊはリーダーシップやコミュニケーション能力の向上に取り組んでおり、同コンテストは数多い活動の中でも重要な会合の一つ。開会式で森会長は「自信を持って思いを伝えてください」と激励した。約７０人の会員が見守る中、各クラブから出場者が１人ずつ登壇。さまざまな体験から得た感激や思いを情感豊かに発表した。
伯耆文化研究会の根平雄一郎会長ら４人が審査員を務め、厳正な審査の結果、娘を２１歳で亡くした悲しみを乗り越えて、７０代で短大入学・卒業した経験を語った秋山さんのスピーチが選ばれた。
秋山さんは№７代表として、７月に神戸市で開催される年次大会に出場。「心の中の娘と一緒に壇上に立ち、支えられて優勝できたという気持ち。神戸でも娘が生きた証しを多くの人に伝えたい」と思いを込めた。
