釈迦像に甘茶かけ誕生祝う「花祭り」 鳥取・興禅寺

 お釈迦(しゃか)様の誕生を祝う仏教行事「花祭り」が4月27日、400年ぶりに庭園が大改築された鳥取市栗谷町の興禅寺であった。檀家(だんか)や近くに住む親子ら約70人が訪れ、釈迦像に甘茶をかける灌仏(かんぶつ)や献茶を体験した。

 お釈迦様の誕生日は4月8日とされているが、多くの住民に参加してもらおうと大型連休初日に行った。

 献茶式では、黄檗売茶(おうばくばいさ)流の教室で学ぶ子どもたちがお点前の披露や仏前に花や菓子を運ぶ「お勤め」を果たした。

 また、子どもたちは改築に伴ってかけ替えられた庭園内の橋を渡り初め。園内に置かれた釈迦像を花御堂までお連れした後、ひしゃくで甘茶を注いでいた。

 鳥取市立久松小6年の玉野晴樹君(11)は「多くの人の前でお点前を披露するのは初めてだったが、落ち着いて練習より上手にできて良かった」と話した。

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