「絶景の城」として知られる国史跡・米子城跡の四季折々の魅力を紹介する写真展「そこにある絶景 米子城フォトギャラリーⅡ」が、米子市西町の鳥取大医学部付属病院で開かれている。市文化財団職員で米子城写真人の岡雄一さん(63)が撮影した写真40点が院内の外来展示スペースに飾られ、患者や外来客らが見入っている。5月末まで。午前7時45分~午後7時。観覧は土・日・祝日以外。
40点のうち、35点はA3ノビ(縦32・9センチ、横48・3センチ)のプリントで、5点はA1(縦59・4センチ、横84・1センチ)のパネル。
5月中旬と7月下旬~8月上旬の夕方に、中海の八尋鼻(やひろばな)と萱島(かやしま)の間の海面に現れる夕日の道を撮影した「中海オレンジロード」や、7月にヒメジョオンの白い小さな花が天守台一面に咲き誇る様子を写した「姫女苑ノ園」、青空を背景に石垣に止まった2羽のカラスを捉えた「米子城烏(カラス)」など米子城の多彩な姿を写真で紹介している。
岡さんは「ロビーでは米子城の再現ジオラマや米子城を復元した仮想現実(VR)の楽しみ方を紹介するパネルも展示している。写真と併せて米子城の魅力を感じてほしい」と話している。