コケと絵画で癒やしを表現する「癒(いや)しの苔(コケ)と癒しのニャン画夫婦作品展」が南部町福成のおちらと庵(あん)さえきで開かれている。26日まで(第1、3月曜と火曜定休)。
安来市黒井田町の会社員、原清文さん(65)と妻の英子さん(62)による夫婦展。清文さんは透明な容器の中に、草木をコケで表現した箱庭「コケテラリウム」を制作。土やコルクで作った土台に、タマゴケやスギゴケなど性質や形の違う約10種類のコケをピンセットで丁寧に植え付け、田舎の風景を高さ5~30センチの容器内に表現している。
はがき大の用紙に猫の後ろ姿を描き、猫のつぶやきを詩のように添える「ニャン画」は、英子さんが制作。画中の猫がつぶやく「いっぱい いっぱいのありがとう いつもかんしゃしている」などの言葉が、かわいらしい猫の姿と調和している。
2人の作品計約130点を展示。コケの緑と絵画のパステルの色調が融合し、来場者はじっくりと作品を観賞している。2人は「作品から癒やしを感じてもらえたら」と期待した。
27日午後1時からは金継教室が開かれる。問い合わせは電話0859(66)2004。