元町パティオ屋根完成へ 20日に式典 天候左右されずイベント可能に

 米子市の中心市街地、元町通り商店街にある広場「元町パティオ(通称パティオ広場)」で市が整備していた屋根の完成式典が、20日に行われる。広場利用者から雨や日差しを遮る屋根の設置が求められており、今後は天候に左右されずイベントが開催できるようになる。

 同広場は810平方メートルで、花壇や県指定保護文化財の法勝寺電車の展示などを除く623平方メートルをイベントなどに活用できる。近年は土曜夜市やマルシェなどイベント会場に使われているが、日陰がなく、雨天時にはイベントの中止を余儀なくされ、地元事業者などが市に屋根の設置を要望していた。

 木造の屋根とアルミ造の屋根をL字型に設置し、イベント時は屋根の下に出店できる。このうち木造の屋根はステージとしての使用も想定。法勝寺電車上屋の柱の塗り直しや屋根のふき替えなども行った。事業費2600万円。

 伊木隆司市長は16日の記者会見で「地元の取り組みで広場を随分と使ってもらえるようになった。屋根の設置で広場を一層の活用してもらい、地元商店街を盛り上げてほしい」と話した。

 同広場では、20日午後6時から同9時まで「土曜夜市2024」が開かれ、リニューアル記念式典やステージイベントが繰り広げられる。

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