例年以上に甘み強く 北栄で「新甘泉」査定会

 JA全農とっとりは16日、鳥取県の梨のオリジナル品種「新甘泉」の査定会を北栄町の県園芸試験場で開いた。春先から天候に恵まれ、例年以上に甘みの強い梨に仕上がった。18日に初出荷する。

 新甘泉は、高糖度で酸味が少なく、みずみずしい食感が特徴の赤梨。栽培面積は年々増えており、今年は808戸が前年比4・6%増の78・4ヘクタールで生産している。

 この日は県内3JAの6選果場から有袋と無袋計160個が持ち込まれ、同JAの職員らが大きさや糖度を測定。検査の結果、有袋の平均重量は446・4グラム(前年429・5グラム)、平均糖度は13・5度(同13・0度)だった。

 JA鳥取西部大山果実部の米沢誠一部長(74)は「大玉でおいしい梨が出来上がった。ぜひ、味わってほしい」と話した。

 同JAによると、今季は京阪神や中四国を中心に761トンを出荷し、販売金額5億5千万円を見込む。出荷は9月中旬ごろまで続くという。

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