鳥取市は23日、鳥取砂丘砂の美術館(同市福部町湯山)の16期展示(2025年4月25日~26年1月4日)のテーマが「砂で世界旅行 日本」に決定したと発表した。来年開催の大阪・関西万博でインバウンド(訪日客)の増加も見込めることから、砂像で日本の歴史や文化、建造物などをPRする。
展示では、富士山など日本を象徴する景勝地をはじめ、寺社建築や浮世絵などの芸術文化、歴史の一場面などを砂像で表現。訪日客に日本の魅力を紹介する。
現在公開中の15期展示「砂で世界旅行 フランス編」の終了後、25年3月から海外彫刻家による砂像制作を始める。
日本編の来館者目標は50万人に設定する。深沢義彦市長は「万博で日本が世界中から注目される。砂像で日本の魅力を多角的に紹介したい」と意気込んだ。
過去展示の来館者数が単年で最も多かったのは13年の「東南アジア編」で、55万5355人だった。