「頑張れ」森選手に声援 米子で連日の応援会 パリパラ・ローイング

 パリパラリンピックローイング男子シングルスカル(運動機能障害PR1)の森卓也選手(50)=CHAXパラアスリートチーム=が敗者復活戦に臨んだ31日、前日の予選に続き米子市内で応援会が開かれた。森選手は4人中4位と上位入りを逃したが、集まったチームメートや同僚ら約110人が声援を送り、1日の順位決定戦に期待した。

 決勝戦進出を懸けて上位2位入りを狙った今回のレース。スタートは横一線になったものの次第に離され、千メートル地点でトップとの差は120メートル以上に広がった。苦しいレース展開でも、参加者はスティックバルーンをたたいて「頑張れ」と声を上げ続け、森選手がフィニッシュするとバルーンをひときわ強く打ち鳴らして健闘をたたえた。

 森選手の体のケアを担当する養和病院リハビリテーション課の都田孝之さん(32)は「タイムは伸びなかったが、こぐ回数はキープできていた。せっかく夢の舞台に立ったので、少しでも良い順位で帰ってきてほしい」と順位決定戦に期待を込めた。

 森選手のチームメートで、東京パラリンピック陸上男子100メートル(脳性まひT33=車いす)に出場した安野祐平選手(34)は「力いっぱい楽しんで、頑張ってほしい」とエールを送った。

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