メロディーを感じる作品づくりを追求する写真家の井上耕之介さん(60)=鳥取市青谷町=の作品展「Photo Songs(フォト・ソングス)」が3日、同市南隈のコミュニティプラザ百花堂で始まった。約30年、撮り続けてきた鳥取県東部を中心とした日の出や夕日、星空の写真から厳選した約40点を組み写真として展示している。9日まで。
井上さんは岐阜県飛騨高山の写真家、細江光洋さんに7年間師事。帰郷後は井上写真館4代目として家業を営みながら撮影活動を続けている。
同展では、これまでのテーマを壮大な交響曲のように並べた「My Sweet Journey僕の道草」や、夜空の星や鳥の姿を通して鎮魂の祈りをささげる「My Buddy友へ…ここにいてほしい」など、複数枚の写真を組み合わせた作品で「心が奏でる音色」を表現。会場2階にはキャンバスプリントの作品も展示している。
井上さんは「展示作品から流れてくるメロディーを少しでも感じていただければうれしい」と話した。