ミクロの世界 教えたい 利用環境整備、“研究者の卵”も誕生

米子市出身故田中敬一氏 愛用の電子顕微鏡展示 米子市児童文化センター

  • 田中氏が寄贈した電子顕微鏡(右)と併せて贈られた電子顕微鏡(左)。稲賀さんは「コーナーを利用して自分の夢を見つけて」と話す=米子市児童文化センター

 米子市児童文化センターでは、同市出身で走査電子顕微鏡の世界的権威、故田中敬一氏(1926~2019年)が愛用した貴重な電子顕微鏡を展示している。「ミクロの世界の美しさを教えてあげたい」という故人の思いを受け継ぎ、6年前から誰でも気軽に電子顕微鏡を使える環境を整備。多くの子どもが利用し、次世代を担う“研究者の卵”が続々と誕生している。

 エイズウイルスの立体撮影に世界で初めて成功するなどの業績がある田中氏。定年退職後に購入し、約30年愛用した電子顕微鏡を「子どもたちのために役立ててほしい」と、2018年に市に寄贈した。

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