「あめつち」運行5周年 鳥取-城崎温泉鳥取-津山間 今夏特別運行

 JR山陰支社は12日の定例会見で、山陰線鳥取-出雲市間を結ぶ観光列車「あめつち」の運行開始5周年を記念した企画を発表した。7、8月に山陰線鳥取-城崎温泉間と因美線鳥取-津山間で特別運行を行い、停車駅でのおもてなしや記念品配布などで沿線を盛り上げる。鳥取駅以東での運行は初めて。

 初運行の鳥取-城崎温泉間は7月15~17、22、23日の5日間で上下コースを販売。停車する鳥取駅ではしゃんしゃん傘踊りの披露や観光ノベルティーの配布、岩美駅ではPRキャラクター「いわみん」の出迎えなどが予定される。昨年も運行した因美線は7月29、30日、8月5、6日の4日間で上下・往復コースを販売する。各コースは旅行会社などの商品として販売され、乗客には特別運行記念乗車証が贈呈される。

 5周年当日の7月1日は鳥取駅で記念セレモニーが開かれ、先着2500人に5周年記念乗車証が配られる。あめつちの飲食メニューやアテンダントの制服も変更され、より沿線の魅力が伝わる内容やデザインとなる。佐伯祥一支社長は「あめつちの世界観を体感し、繰り返し山陰にお越しいただければ」と期待した。

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