中学生の英語力向上に向け鳥取西高(鳥取市東町2丁目)で13日、グローバルティーチャー賞のファイナリストで同校英語教諭の松田裕史教諭の公開授業があった。小中学校の教諭や県教委職員などが参加し、世界的に認められた松田教諭の手法を学んだ。
公開されたのは2年生の英語コミュニケーションの授業。生徒らにとって身近な話題であるゲームを題材に「子どもはゲームをすることで時間管理能力が養われるかどうか」について考え、最後は3人グループを作り2人が英語で意見を戦わせ、1人が勝敗を判断した。
授業後には研修もあり、参加者らは「生徒間の学力差にどのように対応しているか」や「授業準備はいつやっているのか」など、今後の英語指導に生かしたい点を松田教諭に質問した。
福部未来学園の川尻直子教諭は「生徒の英語レベルの高さに驚いた。(中学の授業でも)生徒が自分に与えられた役割を英語でこなす機会を設けていきたい」と意気込んだ。(安井桃華)