伯耆町の二部小(下前博司校長)で、建設現場での情報通信技術(ICT)活用を学ぶための仮想現実(VR)ゴーグル体験授業が行われた。
社会科のキャリア教育の一環として企画された授業で、5年生が対象。題材となったのは、三部地区急傾斜地崩壊対策工事。工事をしたイワタ建設(米子市)と建設業にVR技術を導入しているコマツが協力した。
まず、この工事の始まりから完成までの様子が紹介され、今まで人力でしてきたことが機械でできるようになったことが説明された。危険な現場に行かなくてもドローンで測量ができ、ICT建機を使って工事が進み、現場の管理も3次元でできるように進化しているという。
説明を受けた後、児童たちはVRゴーグルを装着して、工事現場を疑似体験。臨場感あふれる体験に児童たちは「実際に歩かなくても、現場の頂上がどうなっているのか空を飛んで見にいくことができて、すごいと思った」「どうやって工事をしているか分からなかった。VR体験ができてよかった」と感想を述べていた。