「廃線跡まつり」（ＮＰＯ法人養生の郷、倉吉市主催）が６日、同市関金町泰久寺の旧国鉄倉吉線廃線跡観光案内所で開かれた。ミニＳＬの乗車体験や廃線跡を巡る周遊ウオーキングなどがあり、大勢の親子連れでにぎわった。
泰久寺駅跡から出発するミニＳＬは、廃線跡に専用レールを敷いて約１００メートルを走行した。もくもくと蒸気を上げながら竹林内を往復する列車に、子どもたちは興味津々の様子。家族で訪れた小鴨小２年の森碧音さん（８）は「汽笛の音が大きかったけど、スピードが速くて楽しかった」と話した。
周遊券を購入した来場者は、普段は入ることのできない山守トンネルも見学。月の形をした間接照明で装飾されたトンネル内を歩き、幻想的な空間を楽しんだ。
このほか、観光案内所前にはジビエバーガーや焼きそばなどを販売するキッチンカーが出店し、来場者はお目当てのグルメを買い求めていた。
