開幕が迫る「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」(19~22日)の出場選手や関係者らを美しい景観で出迎えようと、鳥取県内各地で11日、一斉清掃活動が行われた。秋晴れの下、団体や住民有志によるボランティアが、大会の成功を願いながら心地よい汗を流した。
鳥取駅の周辺など市内5カ所で作業 シルバー人材センター
鳥取市

鳥取市シルバー人材センター(同市富安2丁目)は、JR鳥取駅周辺と国府町▽気高町▽青谷町▽用瀬町―の市内5カ所で一斉清掃活動を行った。鳥取駅周辺では約100人のボランティアが作業に汗を流した。
同センターは毎年10月の「シルバー人材センター事業普及啓発促進月間」に合わせ、公共施設や公園の除草・清掃活動を実施している。
参加者らは地域ごとの班に分かれ、駅前ケヤキ広場や鳥取鉄道記念物公園、周辺の歩道などを清掃。落ち葉を拾い集めたり、歩道のブロックの隙間から生えた草を刈ったりして、美しい環境を整備した。
同センターの木下里美主幹は「鳥取駅は鳥取の玄関口。きれいにして、参加者をお迎えしたい」と話した。(安井桃華)
競技会場や隣接地隅々まできれいに ポイ捨てごみ撲滅活動
北栄町

ソフトテニスの競技会場となっている北栄町由良宿のお台場公園では、「ポイ捨てごみ撲滅活動」が行われた。町民や町環境見守り隊、町職員ら約30人が清掃作業に汗を流し、選手や大会関係者を迎える準備を整えた。
清掃活動は、昨年度から同町で取り組んでいる「環境見守り隊事業」の一環。テニスコートや多目的広場などがある同公園と、隣接する駐車場や道の駅大栄周辺の計3カ所を清掃した。
強い日差しが照りつける中、参加者はごみ袋と火ばさみを手に、道端に落ちているたばこの吸い殻や紙くずなどを拾い集めた。この日は約1時間の活動で、可燃ごみ8袋、不燃ごみコンテナ1箱分を回収した。
参加した見守り隊のメンバーは「今日のごみ拾いで会場がきれいになった。来ていただく人たちに気持ち良く過ごしてもらいたい」と笑顔で話した。(田中羽翼)