米子北高に新図書館 生徒の創造性、思考力育む カフェ風で多様な学びを

 米子北高(米子市米原6丁目)の新図書館が完成し、15日に開館した。交流や学習の場として四つのエリアが設けられ、カフェのような雰囲気の中で多様な学びを得られるのが特徴。放課後には飲み物の持ち込みを可能にするなど、生徒たちの創造性を育む場として役立てる。

 新図書館は旧第2校舎の1階部分を改装した。延べ床面積は約500平方メートル、数々の文化人が通ったドイツ最古のコーヒー店にちなみ「バウム」と名付けられた。

 館内は書架と閲覧スペースのある「図書カフェ」と入り口部分にあるホワイエ、漫画を通して思考力を養う「漫画思考図書館」、交流の場としても活用できる「クリエーティブ談話室」の四つのエリアで構成され、それぞれ趣の異なる空間となっている。

 9日に生徒らにお披露目され、学校を運営する翔英学園の中ノ森寿昭理事長が「学校の中に森のような懐の深い場を設けたかった。皆さん一人一人が木のように成長し、この場所を生かす良い伝統を築いてほしい」と呼びかけた。

 今後、外部講師を招いた特別授業や生徒たちが発信する情報の掲示、作品展示の場としても活用される。

 見学した3年生の倉舗智文さん(18)は「落ち着いた雰囲気が良いと思った。受験勉強に活用したい」。1年生の香月悠里さん(15)は「いろいろな機能があり、友だちと一緒に通いたい」と話した。(川口耕)

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