国立公園・大山の麓、標高300メートルに広がる広大な芝畑「スカイテラス大山」(大山町倉谷)に、160インチの巨大スクリーンを設置し、一夜限りの「ねぶくろシアター」が開かれた。
満天の星といさり火に包まれながら広大な野外空間で作品を鑑賞するぜいたくなひとときを提供しようと、「ねぶくろシアターDAISEN実行委員会」(佐々木正志代表)が企画。町内外から50人を超える参加者が集まった。
この日は朝から晴天で、開演間近の午後6時には星空やいさり火がきれいに見えるようになった。家族と一緒に米子から来場した松本琉愛さん(12)は「ちょっと寒いけど、外で映画を見るのは初めてでワクワクしています」と笑顔で話した。
参加者は持参した寝袋やブランケットに身を包み、飲食ブースで販売されているホットコーヒーやクラムチャウダーで温まりながら楽しく作品を鑑賞した。
松江市から夫婦で参加した佐藤将吾さん(32)は「星やいさり火がきれいで、こんなロケーションで映画を楽しめるなんてなかなかないと思い参加した」と話した。