大作から洋服など色鮮やかな作品群 倉吉 古澤順子さん染織展

 日展会友で鳥取県展工芸部門審査員、ありのみ工房主宰の古澤順子さん(74)=倉吉市小田=の染織展が13日、倉吉市宮川町のコミュテニィプラザ百花堂で始まった。来場者は古澤さんが糸から紡いで染めて織り上げた織物作品などの色合いや風合いを楽しんでいる。18日まで。

 会場には、タペストリーの大作を2点展示。昨年の日展入選作「風浪」は、風に波が揺れ、波しぶきが立つ日本海を表現した。水族館をモチーフにしたシリーズ「あっ飛んだ!」は、イルカの親子と一緒にタコやエビ、ラッコ、チンアナゴを織り上げたユニークな作品となっている。

 このほか、羊毛を染めて作ったフェルトの洋服や帽子、模様を織り込んだショール、さまざまな色に染めたブラウスなど、計約80点が展示されている。

 古澤さんは「(染織作業は)飽きることがなく、とても楽しい。作品展には皆さんが楽しみに来場してくれるので、開催できて良かった」と話した。

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