本棚作りに挑戦「大切に使って」 啓成小6年が卒業制作

 啓成小(米子市博労町4丁目)6年の児童39人が1月31日、卒業制作として本棚作りに挑戦した。子どもたちは後輩たちに大切に使ってもらえるよう思いを込めながら、工具を使って丁寧に組み立てていった。

 同校から本棚の製作依頼を受けたNPO法人ひまわり倶楽部(クラブ)(同市上福原5丁目)の木工品製作チーム「おもちゃ屋SUN」が、「児童に手作りしてもらってはどうか」と提案したことがきっかけ。子どもたちに木と触れ合う機会を提供することと、木育インストラクターの資格を持つスタッフの研修を兼ねて、同校と協力して実施した。

 手作りしたのは高さ77センチ、幅85センチ、奥行き30センチの2段の本棚。子どもたちは木の板を接着剤で仮止めし、スタッフの手を借りながら電動ドライバーを使って組み立てていった。本棚は各教室に1基ずつ設置され、教科書や学級文庫の保管に使用される。

 国本悠真さん(12)は「接着剤の付け方や電動ドライバーの使い方などいろんなことを学ぶことができ、楽しかった。大切に長く使ってほしい」と後輩たちに思いを託した。おもちゃ屋SUNの曽根健太朗代表(39)は「今日の経験が木に親しむきっかけになればうれしい。小学校とのコラボは初めてだったが、継続していきたい」と話した。

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