鳥取、残された昭和 竹内ロウさん「レトロ」展

 鳥取市出身の水彩画家、竹内ロウさん(66)の個展「鳥取レトロ」が5日、同市瓦町のパブリックスペースみふくやで始まった。昭和を感じさせるスポットをピックアップした風景画25点を展示している。11日まで。

 竹内さんは長年、東京で漫画家として活動した後、2022年1月にUターン。現在は水彩画家として「古き良き鳥取の風景」を探し求めながら個展などで作品を発表している。

 今回のテーマは「残された昭和の風景」。昨年11月から描いてきた同市の風景で、タイトルは全て町名で統一。鳥取地震や鳥取大火を乗り越えた五臓円ビルをはじめ、板塀が風情を醸す民家やひっそりとした裏路地など日常の中の“鳥取レトロ”を並べた。

 竹内さんは「風光明媚(めいび)な場所ばかりではないので、これはどこだと遊び感覚で見てもらい、鳥取散策を楽しむきっかけにしてもらえればうれしい」と話している。

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