子どもたちが町の未来に向けた提案を披露する「若桜子どもシンポジウム」が1月31日、同町浅井の若桜学園で開かれた。児童が観光や福祉、特産品の活用などさまざまな分野でまとめ上げた提言を町関係者らに発表した。
6年生の児童16人が五つのグループに分かれ、約半年かけ考案したアイデアを上川元張町長らに披露した。尾崎遥斗さん(12)は過去に若桜鉄道が期間限定で披露したピンク色の蒸気機関車(SL)に着目し、ピンクSLの鉄道模型の制作や車両の塗装体験イベントでの町おこしを提言した。
上川町長は尾崎さんの発表に「ピンクSLの鉄道模型があれば買いたいファンも多いはず。制作を検討したい」と感想を述べて事業化の検討を約束したほか、それぞれの提言を「各テーマを深掘りした成果が現れている」と評価した。
(亀谷友紀)