境港市竹内町の境港総合技術高で5日、食品・ビジネス科2年生13人がプロの料理人の指導でアジを使った料理に挑戦し、身近な魚をおいしく食べる方法を学んだ。
地元水産物の素晴らしさを理解する実習の一環で、講師は市内で和食料理店を営む浜野政和さん(49)ら3人。淀江産の新鮮なアジと特産の白ネギを使い、ねぎみそを添えた「たたかないなめろう」、焼き鳥風の「アジのねぎ間」、「あら汁」と白ネギご飯を作った。
生徒らは、包丁の入れ方や内臓の処理、骨の抜き方などアジを三枚におろす際のポイントや料理の手順を浜野さんから学び、1人1匹のアジを使って実習。包丁さばきに苦戦しながらも、講師のアドバイスを受け料理を完成させた。
松本朝斗さん(16)は「干物の加工実習でアジをさばく回数は重ねているが、今回のアジは大きくて骨抜きが難しかった。おいしそうな料理なので家でも作ってみたい」と話した。