地元で水揚げされるアカエビのブランド「はまさか艶美(えび)」やガラエビ(トゲクロザコエビ)の認知度を高めようと、道の駅山陰海岸ジオパーク浜坂の郷(新温泉町栃谷)は16日、同駅で「地えび試食会」を開いた。来場者は浜坂が誇る地エビを食べ比べ、芳醇(ほうじゅん)な甘みや食感を楽しんだ。
はまさか艶美は、浜坂漁協が全国トップクラスの水揚げ量を誇るアカエビで、2023年にブランド化。中サイズ(15~20グラム)以上の高品質なエビを厳選し、生きたまま水揚げするか、船上で鮮度が良いまま凍結したエビを認定している。
ガラエビは地元流通が中心の、地元ならではの地エビ。アカエビに劣らず濃厚な甘みとうま味が特長で、刺し身で食べられることが多くファンも多い。
試食会場には、船上凍結されたはまさか艶美とガラエビ各100尾を用意。先着100人に2種類の地エビを刺し身で食べ比べてもらった。来場者は艶があり鮮度抜群のエビを頬張り、目を見開いて甘さやみずみずしい食感に驚いていた。
奈良県田原本町から家族5人で訪れた辰巳歩崇さん(7)は「ぷりぷりで甘くておいしかった。ガラエビの方が好き」と笑顔でエビを口に運んでいた。