夫婦で活動する大阪府在住の陶芸ユニット、セラミカ・ラボラトリーさんによる企画展「水平線」が、若桜町若桜のギャラリーカフェふくかど店で開かれている。23日まで。
「清流のまち」と呼ばれる同町は多数の水路が町内を巡り、古くから生活用水として利用されてきた。セラミカさんが若桜宿内を散策した際、至る所で水の音がするのが印象に残り、水の行き着く先である海をテーマにしたという。
メインビジュアルの「海」は約15センチの正方形の陶板九つを組み合わせた作品。表面には水面をイメージした凹凸が施され、くぼみにたまったうわぐすりが深い海を連想させる。
店主のひやまちさとさんは「海という一つのテーマで、作品によって違う青を楽しんでほしい」と話す。