安来市南十神町の「季節料理定九郎」で、同市特産のイチゴを使った料理の提供が始まった。「いちご会席」やランチセットのほか、今季は新作としてイチゴを練り込んだ生パスタセットやイチゴソースの和牛ステーキなども登場。5月初旬ごろまで提供する。
同店は安来産イチゴを盛り上げようとイチゴを使った創作会席などを提供しており、今季で12年目。
19日には今季の新メニューを披露する試食会があり、観光関係者らが新作の味を堪能した。パスタはイチゴを練りこんだ手作り麺で、ホタテが入った和風味。出席者は「塩味がきいておいしい。イチゴのつぶつぶ感もある」などと感想を述べながら、料理をスマホに収めていた。
いずれも甘みと酸味が利いたイチゴの「紅ほっぺ」を使ってアレンジ。夜の会席にはイチゴソースの和牛ステーキやイチゴの太巻きすしなどを提供する。昨季は会席とランチで約500食が出たという。
店主の池田純さん(58)は「新メニューを増やしながら定着してきた。安来産イチゴのPRにつなげたい」と話した。
◇「いちご会席」(7150円)と「いちごランチ」(2090円)、テイクアウトの「いちご太巻き」(1080円)などは3日前までの予約が必要。予約不要のランチとして、生パスタセット(1760円)やミニピザセット(1650円)などがある。