手作り織物を紹介 綿栽培から一貫製造・販売 NPO法人おりもんや 古民家に常設店

 NPO法人おりもんや(小前澄子理事長)は、米子市中町の作業所に隣接した古民家に常設店「染十織(しとり)の店」を開設する。8~16日に開店記念の仕事展を催し、服、バッグ、小物など多彩な製品を並べ、機織り体験コーナーも設けて地域にアピールする。営業は平日午前10時~午後4時。

 同法人は、障害がある人の就労継続支援B型事業所を運営。織物の製造・販売を手がけ、綿の栽培から糸紡ぎ、染色、織りまで一貫して行っている。長年、鳥取県内各地で年2~3回、仕事展を開いて製品を販売してきたが、来場者から常設の店の有無を聞かれることも多かった。

 常設店は、日頃、利用者の休憩所に使っている明治初期の古民家の1階に開設。店名の「染十織」は、機織りの神を祭る倭文(しとり)神社から着想した。

 山根大樹所長(55)は「工賃アップにつなげ、利用者が社会とつながる場になれば。街の中にあるので、市民や観光客に気軽に立ち寄って製品を見てもらいたい」と話している。

 開店記念仕事展では、参加料500円で端切れのブローチと機織りのコースター作りが体験できるほか、おもてなしコーナーでは昆布茶などを振る舞う。問い合わせは電話0859(23)0862。

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