火災避難 園児と実践 市消防団女性分団が教室 すくすく保育園

 鳥取市青谷町青谷のすくすく保育園(船木仁美園長)で4日、市消防団女性分団による防災教室が開かれ、火災への備えを実践形式で指導した。園児らは有事の際に必要な行動を楽しみながら体験した。

 避難練習をした2~5歳児クラスの約80人の園児らは、団員から「煙が降りてこない所から下を通れば逃げられる」と説明を受け、しゃがんで口や鼻を押さえながら、煙に見立てたシーツをくぐって脱出した。平尾波ちゃん(6)は「シーツの下をくぐるのが面白かった」と話した。衣服に火が燃え移った際の消火方法や、逃げ出した後に燃えている家の中に大事な物が残っていても戻らないなどの心得も学んだ。

 市消防団女性分団は2008年に発足。現在10人が所属し、地域での救命講習や防災の啓発活動などに取り組んでいる。この日の防災教室には8人が出向いた。安達典子分団長は幼少時から防災意識を高めることが重要とし「楽しみながら防災について学んでもらえた」と手応えを語った。

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