ケヤキやクリの手作り額縁並ぶ 南部、おちらと庵さえき

 南部町福成の「おちらと庵(あん)さえき」で、店主の佐伯勉さん(76)が手作りした木製額縁の作品展が開かれており、個性豊かな力作75点が注目を集めている。30日まで。

 作品には、ケヤキやクリ、スギなどの木材を使用。巧みな加工で曲線や木目を浮かび上がらせた後、漆塗りを重ねて重厚感あふれる作品に仕上げている。

 会場では、手のひらサイズや長辺が約1メートルの大作まで大小の額縁をずらり紹介している。中にはリンゴ特有のコブや節をそのまま生かした、深いあめ色の作品もあり、目を引く。

 額縁には同店ゆかりの作家の図画や写真、工芸品などを収めて展示中。佐伯さんは「女性を描いた浮世絵には曲線が特徴の額を選ぶなど、作品の印象に合わせている。その一体感も感じてほしい」と話した。

 24日午後1時半から金継ぎ教室が開かれる。問い合わせは電話0859(66)2004。

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