西田敏行さんしのぶ 86年公開映画で植村直己役熱演 植村直己冒険館でロケ写真パネル展示

 昨年10月に76歳で死去した俳優の西田敏行さんを追悼し、西田さんが主演映画で世界的冒険家の植村直己さん(1941~84年)を演じた際の写真パネルが、植村さんの出身地・豊岡市日高町にある植村直己冒険館に展示されている。来館者はパネルをじっくりと鑑賞し、西田さんをしのんでいる。3月末まで。

 西田さんは、植村さんがアラスカのマッキンリーで消息を絶つまでの冒険人生や夫婦の絆を描いた映画「植村直己物語」(86年公開)に主演。モンブラン、エベレスト、北極圏などでの過酷な長期ロケにも体当たりで挑み、熱演が高く評価された。映画公開前には旧日高町を訪れ、講演も行っている。

 展示されているのは、犬ぞりを操る西田さんを捉えた一枚など、ロケ風景の写真パネル6点。映画のポスターや西田さんのイラスト入りサインも並ぶ。

 同館の担当者は「西田さんの優しくて何事にも一生懸命な人柄は、植村直己と重なるところがある。懐かしみながらしのんでいただければ」と話している。

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