手仕事のぬくもり感じて 丸由百貨店で鳥取の伝統工芸士展

 鳥取市今町2丁目の丸由百貨店で19日、鳥取県内の伝統工芸士の作品を集めた第15回鳥取の伝統工芸士展(県伝統工芸士会主催)が始まった。来場者は手仕事のぬくもりを肌で感じ、民工芸品のある暮らしを想像しながら作品に見入っていた。24日まで。

 毎年恒例の展示会で、今回は伝統工芸士16組が出展。陶磁器、竹や木の製品、因州和紙、弓浜絣(ゆみはまがすり)などを展示・販売する。

 一輪挿しや籐(とう)のバッグ、木彫りの人形をはじめ、伝統工芸士制度の成り立ちや作家を紹介するパネルなども展示。期間中は実演や竹細工の体験も行われる。

 同市大杙の60代男性は「素朴で見ていて飽きない。こういう味わい深いカップでコーヒーを飲んだらおいしいだろうな」と作品を手に取り感心していた。

 この日は、県の伝統工芸士として新たに漆器の橋谷田岩男さん(70)=智頭町=と因久山焼の芦沢保憲さん(58)=八頭町、牛ノ戸焼の小林遼司さん(38)=鳥取市=が選ばれ、県庁で認定証交付式があった。

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