22、23日に鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」で開かれる小中学生の演劇ワークショップ「小鳥の学校」の参加者による発表公演の準備が進んでいる。20日には本番を直前に控えたリハーサルが公開され、参加する小学5年~中学2年の計19人が公演の成功を目指し、練習に打ち込んだ。
小鳥の学校は、鳥取県内の小学5年~中学3年を対象に、創造的な学びの場として2010年に開始。15回目となる本年度は、昨年6月に開校し、週末を中心に言葉や音楽など多彩なテーマの授業を受け、発表公演で締めくくる。
演題は「小鳥TIME(タイム)トリップ」。花粉症の侍が活躍する話や、ウサギとカメが相撲を楽しむ世界が戦火に包まれていくという話など、参加者たちが考えたオリジナルストーリー3部作だ。台本だけでなく、衣装や小道具なども参加者らが用意した。
リハーサルでは、立ち位置やせりふ回し、音響のタイミングを入念にチェック。米子市の福生中1年の永原志於里さん(13)は本番に向け「何が何でもみんなでやりきる」と意気込んだ。
発表公演は22日が午後4時、23日は午後2時から。小鳥の学校の“卒業生”でつくる「劇団ヘンカ」の俳優が台本を朗読するリーディング公演も予定されている。