18日の「点字ブロックの日」に合わせて鳥取盲学校(鳥取市国府町宮下)とJR西日本鳥取鉄道部は、視覚障害者を誘導する点字ブロックの重要性を訴える啓発活動を鳥取駅で行った。生徒らの声を収録した音声メッセージを駅構内で放送した。
盲学校の小学5年から専攻科までの児童生徒5人が、横断幕を掲げ「点字ブロックの上で立ち止まったり、物を置いたりしないで」とPR。今年は、訪日外国人観光客にも啓発しようと英語での音声メッセージも導入した。
参加した小学部5年の岡垣望叶さん(11)は「点字ブロックは私たちが安心安全に歩くための道しるべなので、気にかけてほしい」と話し、高等部2年の太田博登さん(17)は「視覚障害者が点字ブロックの上からそれると方向が分からなくなり困るので、立ち止まったり物を置いたりしないで」と訴えた。
駅の構内放送は5月末まで、通勤通学に合わせ朝と夕方に、鳥取、倉吉、郡家、智頭の各駅で流す。