鳥取市在住の水彩画家、竹内ロウさん(67)が本紙大人すいヤン・やどり面に連載した絵画&エッセー「鳥取ノスタルジア」の原画展が3日、鳥取市栄町のギャラリーそらで始まった。郷愁あふれる鳥取の町並みや祭りを描いた作品が並び、来場者の目を楽しませている。8日まで。
連載は昨年4月に始まり、今年3月まで月1回掲載。本展では桜がアクセントになった「春の久松公園からの仁風閣」やハレの日の風情が漂う「夏の夜のホコ天」、小学校時代を振り返った「円形校舎の思い出」など紙面を飾った作品の原画全12点がそろう。
近年、力を入れて描いている“水のある風景画”シリーズから城原海岸や千代川など28点も併せて展示している。
竹内さんは「思い出に残るエピソードとどういう絵を描くか試行錯誤の1年だったが、多くの人に見ていただきありがたかった。これからも癒やしや喜びを感じてもらえる絵を描いていきたい」と話した。