ここにしかない言葉を探し続ける 「からだ 世界」(14)住むという選択

物語を書こうと原発の地へ トルストイ指標に

  •  近所に住む女性を訪ねた奈倉有里(右)。時折、笑顔を見せながら、原発についての話に聞き入っていた=2025年3月、新潟県柏崎市(撮影・林昌三)
  •  新潟県柏崎市で高校生に講演する奈倉有里=2025年3月(撮影・林昌三)
  •  奈倉有里が住む古い家の階段は、年月を経てすり減り、黒く光っていた=2025年3月、新潟県柏崎市(撮影・林昌三)
  •  日没後、JR柏崎駅前のビルから日本海側に広がる住宅地を望む。約8キロ先に東京電力柏崎刈羽原発の施設が見えた=2025年3月、新潟県柏崎市(撮影・林昌三)
  •  奈倉有里の年表

 インターネットで見つけた築90年以上の2階建ては、母方の祖父母の家と同じ木のにおいがした。ロシア文学研究者で、早稲田大で教える奈倉有里(なぐら・ゆり)(42)は昨年1月、新潟県柏崎市を初めて訪れ、こ...

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