こうせつが野音に別れのコンサート開催へ 「フォークソングをはぐくんだ」と感謝

  •  日比谷公園大音楽堂で恒例の「グリーンパラダイス」に臨んだ南こうせつ=5月4日、東京都千代田区
  •  日比谷公園大音楽堂で恒例の「グリーンパラダイス」のステージに臨む南こうせつら=5月4日、東京都千代田区
  •  日比谷公園大音楽堂で歌う南こうせつ=5月4日、東京都千代田区

 歌手の南こうせつが東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂(野音)で恒例の春の音楽会「グリーンパラダイス」を開催した。「フォークの殿堂」として親しまれてきた野音は、2025年10月から建て替え工事で使用休止となる。南はこの日の公演で、今の野音に別れを告げるフォーク歌手らによるコンサートを9月21日に開くことを明らかにした。

 今回で32回を数える「グリーンパラダイス」。青空の下、緑の木立に囲まれた野音のステージに南がアコースティックギターを抱えて登場すると、約3千人の観客は大きな拍手で迎えた。1曲目の「風に吹かれて 再会篇」が始まると、シニアのファンが笑顔で口ずさみ、「神田川」では昭和の哀愁が染みたフォークの名曲をじっくりと堪能した。

 ゲストとしてシンガー・ソングライターの尾崎亜美が出演し、「オリビアを聴きながら」を熱唱。元「ガロ」でシンガー・ソングライターの大野真澄も登場し、南と「学生街の喫茶店」を歌い、会場を大いに盛り上げた。

 「野音は日本のフォークソングをはぐくんでくれた場所」と感謝を示した南。9月の「最後のコンサート」には小室等らフォーク界を代表する顔ぶれが登場するという。

 南は終了...

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