全国で2番目に小さな市の「最大のレガシー」、きっかけは選挙通になった職員の不安だった

「意思のない人はいない」。みんなに優しい投票を目指し、知的障害がある人を支える挑戦は続く

  •  取材に応じる平林浩一さん=2025年3月、東京都狛江市
  •  東京都の多摩地域に位置する狛江市。多摩川が流れ、住宅地が広がる=2025年5月
  •  狛江市手をつなぐ親の会で会長を務める森井道子さん
  •  狛江市が2013年7月、障害がある人や家族に宛てて送った文面の資料(左)
  •  小選挙区の区割り案の答申を受け取る海部俊樹首相(左)=1991年6月25日、首相官邸

 今から12年前、東京都狛江市の職員だった平林浩一さんはあるニュースに思いを巡らせていた。その内容は、知的障害や認知症がある人の選挙権に関するもの。それまで、財産管理や契約行為をする際に支援してくれる...

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