「『山陰のアイドルといえばSEA BLOOMでしょ』と言われるようなみんなに愛されるグループになりたい」と願う米子市出身のYokaさん(13)。いつもメンバーの中心にいて、持ち前の正義感と優しさでメンバーを引っ張っている。ちょっぴり天然なところもかわいらしい彼女だが、ふとしたときに見せるはかなげな表情は、見た人の視線をくぎ付けにする。(聞き手は篠原杏)
何でもチャレンジ
物心ついたときから音に合わせて体を動かすことが好き。ダンスは5歳から始め、今でもダンスは大好き。
銃剣道は6歳から。鳥取の競技人口は少なく、県ではなく中国大会からスタート。小学6年で全国2位になった。自分にとってダンスは喜びで、銃剣道は強さ。
小3~5年は、地域の劇団で芝居をしていた。昨年公開された映画「ルート29」にも出演し、とても貴重な経験になった。芝居はいろんな人になれるから楽しく、経験がダンスの表情にも生かせている。
何でも器用にこなせるかなと思うし、継続する力はメンバーの誰にも負けない。つらいことも寝たら忘れる。悩みや悲しいことも「世界的に考えたらちっぽけなもの」と思うので、気持ちの切り替えは早い。
目指すは『THE・アイドル』
アドリブは強いかも。何か急に聞かれてもすぐに答えられるし、ファンサービスもばっちり対応できる!
家族からは「親近感のあるアイドルが合ってるんじゃない」と言われたけど、私は格好良くてキラキラ輝くみんなの理想のアイドルになりたい。
歌もダンスもたくさん練習して、ライブを見に来てくれたお客さんをがっかりさせたくない。みんなに満足してもらえるように、パフォーマンスはもちろん、舞台に立っているとき、踊らないときの魅せ方や立ち姿にも気を配りたい。グループの一体感が出せるよう、メンバーともっともっと仲良くなりたい。
彼女と話していると、いろんな表情を見ることができて面白い。真剣にグループとしての目標を語ったかと思えば、お菓子作りを趣味にしたいけど、料理は苦手とすっとんきょうなことをいう。
話すたびにもっと知りたい。もっと魅力を引き出したい。そう思わせてくれる彼女はもう既にアイドルとしてできあがっているんじゃないかと思う。これからの成長が楽しみだ。