鳥取県内の工芸品を集めた「第17回とっとりの手仕事展」が28日、米子市角盤町1丁目のJU米子高島屋で始まった。職人の技とこだわりを込めた作品が来店者を魅了している。6月2日までで、会期中はワークショップ(有料)もある。
陶芸や染色、木工、雑貨などを手がける24の工房が県内各地から出展。初出展のノームの糸車(南部町)は野鳥をデザインした羊毛フェルトのブローチなどを並べ、工房を開設して5年目という布乎舎(ののこや)(米子市)はオリジナル絵柄の絣(かすり)織物を出品している。
このほか老舗による黒サンゴのアクセサリーや錫(すず)鋳物の食器も並ぶ。同市内から訪れた70代男性は職人らとの会話を楽しみながら会場を回っていた。
同展担当者は「ワークショップの機会を設けているので、職人との距離を縮めて身近に感じていただけたら」と来店を呼びかけた。