在来線最速160キロ通過を体感する

  •  成田湯川駅を通過する特急スカイライナー
  •  新鎌ケ谷駅に進入する成田空港行き電車と、小屋まで続く短い線路
  •  西白井駅の脇にある銀色シートに包まれた廃車体
  •  千葉ニュータウン中央駅前に広がる空き地
  •  青2灯を出す信号機と通過するスカイライナー

 絶好調なインバウンドに引っ張られて、東京の都心と成田空港を結ぶ交通機関はどこも大にぎわいだ。それら交通機関のうち、最速ルートである京成電鉄の成田スカイアクセス線へ、途中下車の旅に出た。特急スカイライナー(特急料金が必要)が在来線最速の時速160キロで通過する姿を見るためだ。

 東京スカイツリーの足元にある押上駅。相互乗り入れする京成押上線と都営地下鉄浅草線がほぼ一体化しているためか、ターミナルなのに単独路線の駅のような雰囲気だ。狭いホームには、大きなスーツケースを転がす観光客がひしめいていた。そのほとんどが「北総線経由」成田空港行きのアクセス特急(特急料金は不要)に吸い込まれた。

 押上から京成高砂まで押上線と京成本線を走り、京成高砂から先が成田スカイアクセス線となる。「北総線経由」と案内されるように、京成高砂から印旛日本医大までは北総鉄道の北総線(時期や区間によって社名や路線名は異なるが、このコラムでは現在の名称で統一する)だったのを、後に成田スカイアクセス線との共用区間にした。

 ゆっくりと京成高砂を出たアクセス特急は、左に車両基地を見ながら京成本線と分かれて高架橋へ進み、力強い加速と...

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