鳥取県中部の陸上競技に焦点を当てた企画展が、倉吉体育文化会館1階ロビーで開かれている。倉吉市営陸上競技場の歴史を振り返るパネルなど約60点の貴重な資料が並ぶ。7月2日まで。
スポーツを通じて地域に愛着を感じてもらおうと、県が2020年度から開催している「とっとりスポーツスクエア」の一環。
会場には、東京五輪の前年に当たる1963年、同市営陸上競技場に3万人超の聴衆を集めて開催された「国際陸上競技鳥取県倉吉大会」の様子や、昭和50年代に全国高校駅伝で2度の準優勝を果たした由良育英高(現鳥取中央育英高)の活躍を伝える新聞記事、陸上男子100メートルの元世界記録保持者、カール・ルイスのシューズなど、大正から令和にかけてのゆかりの品々が展示されている。
企画の監修を務めた県スポーツ協会顧問の油野利博さんは「親子3代で見に来てもらい、県中部の陸上の歴史を感じてほしい」と来館を呼びかけている。
午前10時~午後8時。期間中は無休。