湯梨浜町野方の山田至さん（６３）の書道や絵画の作品展「青海展」が、同町泊の町中央公民館泊分館で開かれている。山田さんが出合った心打たれる言葉などが展示され、訪れた人の目を引いている。２９日まで。
山田さんは２０１９年に脳梗塞を患ったことをきっかけに、書に取り組み始めた。個展は約２０回ぐらい開いている。今展では、海をアクリル絵の具で描いた海の絵や心に残った言葉などを書にして展示。言葉を書き留めたノートなども含め、約１００点が並ぶ。
山田さんは「脳のＭＲＩ画像を見た。黒くなった部分は一生治らないが、死んだのは脳の喜怒哀楽の“怒”の部分ではないかと思う」と話し、「毎日幸せで生きていることがありがたい」と笑顔を見せた。
