「大山甘玉」学校給食に ブランドタマネギ 生産者後藤さんが寄付

 米子市内のタマネギ生産者が4日、鳥取県西部のブランドタマネギ「大山甘玉」約400個を市教育委員会に寄付した。5日の学校給食「鉄人ドライカレー」で使われ、児童生徒らが地元の味を堪能した。

 寄付したのは、タマネギや原木シイタケの生産販売を手がける同市尾高の後藤京一さん(58)。後藤さんは計25アールで年間7万5千個のタマネギを生産し、うち大山甘玉は7アールで2万個を育てている。

 大山甘玉は生食で食べられるほど辛みが少なく、約1キロの大きさになるのが特徴。国内のトライアスロン発祥の地にちなんだトライアスリート交流事業の給食に活用してもらおうと、市内の小中学校36校の学校給食に相当する1万3千食分の大山甘玉を提供した。

 同市錦町のふれあいの里で贈呈式があり、後藤さんが浦林実教育長に目録を手渡し、「地元の大山甘玉のおいしさを覚えてもらい、家庭の食卓の話題に上がればうれしい」と話した。

 浦林教育長から後藤さんに感謝状が贈られ、「児童生徒への食育を後押しし、ふるさと教育に新たな1ページを加えてくれる寄付でありがたい」とお礼を述べた。

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