環境省のアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)が撮影した写真で国立公園の魅力を伝える「中国四国の国立公園展」が、大山町大山の大山自然歴史館で開かれている。23日まで。
中国、四国地方にある3国立公園のアクティブ・レンジャー11人が、公園内の風景や活動、取り組みなどを撮影した写真35枚が展示されている。内訳は大山隠岐が15枚、瀬戸内が12枚、足摺宇和海が8枚。
このうち烏ケ山を望む鏡ケ成は、山焼きなど希少な生物を守る取り組みが行われ「未来に残したい草原の里100選」に選ばれた草原。今年3月に公園区域に指定された壇鏡の滝(島根県隠岐の島町)は、流れ落ちる滝の裏側からのぞいた美しい光景を写し出している。
大山隠岐国立公園管理事務所の酒井尚子アクティブ・レンジャーは「写真をきっかけに各国立公園の魅力に触れ、足を運んでもらえれば」と話した。