作家の梅田ゆうきさん(奈良県在住)、川本絵美さん(広島県在住)、吉川博人さん(京都府在住)による展覧会「三人展」が、鳥取市丸山町のギャラリー330で開かれている。ジャンルが異なる約80点が並び、多様な技法の共演が楽しめる。30日まで。
3人が鳥取で作品展を開くのは今回が初めて。2021年の同ギャラリーによる公募でギャラリー賞を受賞した梅田さんが、大学時代の先輩にあたる川本さんと、京都での個展をきっかけに交流を始めた吉川さんに声をかけ、今展が実現した。
梅田さんは、1匹の鳥を反転させて2匹いるように描いた「仲良しシリーズ」などのペン画や銀筆、白兎神社のウサギがモチーフのガラス絵などを出展。川本さんは、心象画や犬を写実的に描いた鉛筆画などを展示している。吉川さんは、鳥取砂丘のさまざまな風景をアクリル絵の具や砂、木粉粘土などを使って半立体絵画に仕上げた。
梅田さんは、「皆が鳥取とつながりを持てたことに感謝して作品展に臨んでいる。それぞれの作家の活動を知り、その世界を楽しんでいただけたら」と笑顔で話した。